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書籍詳細


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精神科・身体合併症のリハビリテーション
総合的な治療計画から実践まで
平川淳一,林 光俊,仙波浩幸,上薗紗映 編集
ISBN 978-4-7639-1076-9
B5判 236頁 2015年1月15日発行
定価 4,104円(税込)
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精神疾患が合併していても
身体的リハビリテーションはできる


従来,精神疾患の合併が主な阻害要因で身体的リハビリテーションへの受け入れや維持が困難であった医療現場のギャップを埋めるために書かれた,我が国初の画期的なテキスト.

医師,看護師,セラピスト,ケースワーカーといった多職種が総力をあげて執筆.これまで精神医療従事者以外では学ぶことの少なかった代表的な精神疾患やその症状の知識,具体的な対処方法を豊富な図版でコンパクトに提供しています.
今後,医療機関にとどまらず在宅や訪問の現場で,精神障害や身体障害という括りでは分けられない重複した複雑な中間領域に対応しなければならないリハビリテーション専門家に必須とされる知識を網羅しています.


◉書評より◉

(公社)日本理学療法士協会 会長 半田一登

この書を読んで、思い出したことがある。今から5〜6年前に、日本精神科病院協会の大幹部から呼ばれて、「精神科領域での身体合併症に対して理学療法士が積極的に関わる必要がある」との指摘を受けたことである。そのころは、精神科領域への理学療法士の関わりは全国的にも皆無に近く、その大幹部の言葉に圧倒されるのみであった。以降、精神科領域に関する理学療法については、大きな関心をもって論文等を読むようになった。単に身体合併症に対する運動療法の効果ではなく、国外では精神科領域での運動療法の効果が示された文献が目立ってきている。
そのような背景を持ちながらこの書を読ませていただいた。そのなかで、第1章の「精神疾患治療とリハビリテーションのコラボレーションを目指して」は、精神疾患領域での経験が乏しい理学療法士にとっては非常に示唆的である。また、第2章の「精神科における身体合併症のリハビリテーション」では、他科との関係が克明に記され実用性が高い。特にリハビリテーション科に関する記述は必読である。また理学療法の項では、この領域での理学療法の重要性と課題が克明に記されている。第3章では精神症状が克明にされており、この領域の知識が乏しい理学療法士にとっては学習するうえでの基本的知識である。
そして、第4章から第7章まで続くが、どの項についても非常に臨床的であり、精神科領域での経験の乏しい理学療法士にとっては貴重な存在である。
今日、理学療法士の身体領域に関する臨床活動のなかにも、高齢者の認知症や、労働者や小児の精神心理面等の問題を呈する患者が急増している。このような困難事例を、単に身体症状に付随的な精神科領域の問題としてやり過ごすのではなく、身体領域の理学療法をより効果的に遂行するための必要条件と受け止めるべきである。
この書を精神科領域の理学療法士等だけのものとせず、身体領域の理学療法士等が広く関心を持ち、身体的リハビリテーションと精神疾患治療とのコラボレーションにまで発展する起爆剤となることを期待する。
「PTジャーナル・第49巻第6号・2015年6月」より


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